当社は1973年に毎日新聞社を母体として発足しました。創業半世紀を超えた現在は毎日新聞グループホールディングスの傘下にあり、約80人の従業員が仕事に励んでいます。
社内は旅行部、企画部、ビジネスプロデュース（ＢＰ）本部、管理部という四つの部門から成り立っています。
旅行部の主力商品は山岳ツアーです。登山愛好家の間では「毎日企画サービス」という社名よりも「毎日新聞旅行／まいたび®」という旅行業用の屋号のほうが知られていることでしょう。経験豊富なガイドが国内外の名峰を案内し、初心者向けの登山教室なども企画・運営しています。都市部から日本アルプスなどの登山口に直行するバス「毎日あるぺん号」も好評です。単なる旅行ツアーというだけでなく、各地の山々がもたらす豊かな環境に触れてもらう機会を提供することで、自然と人が共生する山岳文化の一端を伝える社会的使命も果たしているものと自負しています。
企画部は、毎日新聞社が主催する「毎日ファッション大賞」や「毎日デザイン賞」をはじめとする各種イベントの計画や進行を手がけ、業界の新しい才能を発掘するお手伝いなどをしています。取材や編集、広告代理店業務も担っており、インターネットや新聞を通じた広報、イベント運営からオンライン配信、各種調査、記念誌の編集制作までを一貫して手がけることができます。また、東京・竹橋のパレスサイドビルを拠点に「毎日文化センター」を運営し、多くのお客さまに多彩な文化・学習講座を受講していただいています。
ＢＰ本部は2024年に発足した新しい組織です。旅行部と企画部の営業部門として、企業や自治体などに当社のサービスを提案し、新規顧客の開拓に努めています。管理部は、いわば当社を支える「屋台骨」です。組織運営に欠かせない財務、人事、総務などの仕事を一手に担っています。
業態の異なる旅行部と企画部が共存している点が当社の特徴と言えます。企画部がイベントを運営すれば、旅行部はそのお客さまやスタッフの送迎や宿泊先まで手配ができます。最近は各部門の協力で新しいサービスも生まれています。オンライン落語「志ん輔と仲間たち」、登山用品の通販サイト「まいたび商店」、YouTube登山動画「まいたびチャンネル」など、現場まで足を運ばなくてもお客さまに喜んでいただけるアイデアをひとつひとつ形にしています。
報道機関のグループ会社である当社は、これからも社会的使命というものを意識しつつ、お客さまにご満足いただけるサービスを提供できるよう努力を積み重ねてまいります。
