第3火曜日 10:30~12:00 前期6回/全12回 11月19日~2025年4月15日 [11/19、12/17、1/21、2/18、3/18、4/15] | |
塚本靑史(歴史小説家) | |
中国史は日本史と違い、万世一系ではありません。王朝が代わると、支配者の姓も変わりました。 そのたびに、独特の逸話ができあがっていきました。それぞれの時代や国に関わる故事から、どのような言葉(成語)が生まれてきたかを、時代を追いながらお話しします。 前期カリキュラム ※内容が入れ替わる場合もございます。ご了承ください。 第1回 《晋・三国統一後》の故事成語 「松(しょう)菊(ぎく)猶(なお)存す(そん)」、「盛年(せいねん)重ねて(かさ)来(き)たらず」、「白面(はくめん)の書生(しょせい)」、「一斑(いっぱん)を見て(みて)全豹(ぜんぴょう)を卜す(ぼく)」、「流芳百(りゅうほうひゃく)世(せい)」、「画竜点睛(がりょうてんせい)」など 第2回 《六朝北魏から隋、初唐》の故事成語 「青雲(せいうん)の志(こころざし)」、「一衣帯水(いちいたいすい)」、「形影(けいえい)相弔う(あいとむら)」、「屠蘇(とそ)」、「春眠(しゅんみん)暁(あかつき)を覚えず(おぼ)」、「人生(じんせい)、意気(いき)に感(かん)ず」など 第3回 《盛唐》の故事成語 「国(くに)破れて(やぶ)山河(さんが)あり」、「人生(じんせい)七十(ななじゅう)古来(こらい)稀(まれ)なり」、「破天荒(はてんこう)」、「骨(ほね)を埋め(う)、名(な)を埋めず(う)」、「会う(あ)は別れ(わか)の始め(はじ)」など 第4回 《中唐から晩唐、宋》の故事成語 「灯火(とうか)親しむ(した)」、「弱肉強食(じゃくにくきょうしょく)」、「門前(もんぜん)、雀(じゃく)羅(ら)を張る(は)」、「春蘭秋菊俱(しゅんらんしゅうきくとも)に廃(はい)すべからず」、「満城(まんじょう)桃(とうり)李」、「獺(だっ)祭(さい)」など 第5回 北宋時代《前から中期》の故事成語 「先憂後楽(せんゆうこうらく)」、「月下(げっか)老人(ろうじん)」、「悪事(あくじ)千里(せんり)を行く(い)」、「杜撰(ずさん)」、「大知(だいち)は愚(ぐ)のごとし」、「春宵(しゅんしょう)一刻値(いっこくあたい)千(せん)金(きん)」など 第6回 《南宋、元、明、清以降》の故事成語 「梁山泊(りょうざんぱく)」、「一瀉千里(いっしゃせんり)」、「美人局(つつもたせ)」、「一気呵(いっきか)成(せい)」など ★講師プロフィール★ 1949年倉敷生まれ大阪育ち。同志社大学文学部卒。京都本社の印刷会社に勤務のかたわら、イラストレーターとしても活躍。1978年&81年の『年鑑日本のイラストレーション』(講談社)に作品掲載がある。1989年第11回小説推理新人賞(双葉社主催) 最終候補に残る。1996年『霍去病』(河出書房新社)で文壇デビューする。以降、『呂后』、『項羽』、『王』、『光武帝』、『呉越舷舷』など中国史に取材した歴史小説を上梓。2012年『煬帝』(日本経済新聞出版社)で第1回歴史時代作家クラブ作品賞を受章。2014年『サテライト三国志』(日経BP社)で第2回野村胡堂文学賞を受賞。2006年から毎年、ファンと中国史跡巡りの旅行を行っていた。コロナ禍の最中は中止。現在、毎日文化センター及び神戸新聞文化センター講師。最新作は『趙雲伝』(河出書房新社)、『深掘り三国志』(潮出版)。刊行予定は『姜維』(河出書房新社) 。塚本邦雄創刊短歌誌「玲瓏」の発行人。塚本邦雄賞(短歌研究社主催)顧問。 | |
18,480円(税込・6回分) ※別途、設備使用料900円(税込・6回分)がかかります。 | |
◆資料代 440円(税込・6回分) ※資料代は、途中入会でも6回分かかります。 |