クリスマスのデートに最適の映画です。理由（１）ゴージャスなイケメンや美女が出てきませんので相手のハートを射抜かれる心配がありません。（２）この時期のガーデンプレイス、イルミネーションがキレイです。（３）原作はポール・オースター『オーギー・レンのクリスマス・ストーリー』村上春樹さんも翻訳を手掛けるほどの名作です。（４）ラスト、トム・ウェイツの音楽と共に最高のプレゼントが待っています！ ミニシアターがどんどん閉館して行く昨今、21年前と同じ映画館で公開される、これはまさしく奇跡です！ どれだけ愛すべき作品か感じてもらえると思います。あの頃劇場で見た方もぜひ！ 皆様が劇場に足を運ぶ事で末永く映画館を応援して欲しいです。

本作は、今から100年前、「癌（がん）が作れれば、癌は治せる。」という信念のもと、世界が驚く実験を成功させた、癌研究の先駆者・山極勝三郎の壮絶な生涯を描いた作品です。勝三郎は、世界で初めて人工的な癌の発生実験に成功し、その発生原因と治療法の解明に道を拓（ひら）きました。ノーベル賞の栄誉よりも、万人の幸福を願うその精神と研究業績は、世界中の医学関係者に脈々と受け継がれています。その勝三郎に扮したのは、実力派俳優・遠藤憲一。勝三郎を支え続けた妻・かね子を演じたのは水野真紀。そのほか高橋惠子、北大路欣也などそうそうたる役者陣が脇を固めています。今どき貴重な“直球勝負”の映画。あなたの心にドスンと染み込みます！

『生きること。』へのまっすぐな思いが詰まった感動のノンフィクション・エンタテインメント。本作の主人公村山聖は、100年に１人の天才と言われる羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながら、夢半ばで倒れた実在の棋士。弱冠29歳の若さで亡くなった彼の生きざまを描いたこの作品は、夭折（ようせつ）した棋士のただ悲しいだけの物語ではなく、生きることに対して勇気と感動をもらうことができます。師弟愛、家族愛、ライバルである羽生善治や、今も将棋界で活躍する仲間たちとの友情に時々くすっと笑ったり、涙したり……映画館で見た後、あなたの心の中は言葉では言い表せないような感動でいっぱいになるはず！ ぜひ劇場でご覧ください！